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2012/07/23

『銀座目利き百貨街2』に榎本了壱が、「小丸家」を出店します

小丸家開店!

日本デザインコミッティ主催の『銀座目利き百貨街2』に榎本了壱が、「小丸家」を出店します。いろいろなところで拾ってきたまあるい石や木の実に顔を描いて桐箱に収めたものです。9月26日から、10月1日まで銀座松屋で開催いたします。25セットのみですので、お早めにお求めください。 

小丸家で販売するのは、『にぎにぎ困子(こまるこ)』

Komaruko

いつの頃からか、どこかに行くと路や河原に落ちている石や、木の実のような丸いものをひょいと拾って帰って来る、変な習慣がついていた。
常滑の海岸で美事に洗われたカワラケ、那智勝浦の碁石にもなるという油っぽい那智黒石、奥入瀬渓流秋爛漫の椎の落実、ベルサイユ宮殿離宮の森の小径のマリー・アントワネットが踏んだかもしれない小石、カナダ・ジャスパーの氷河に運ばれた氷石、網走湖畔のゴマフアザラシの糞みたいな石・・・ たなごころにすっぽり収まる小さな丸いものに偏執的な愛情を持ってしまった。啄木は、困った時にじっと手を見たが、その手に小さな丸いものがのって、それをじっと握りしめると、なんとほっとすることや。シャラポワも、福原愛ちゃんも、好球を打てばぎゅっと手を握りしめるではないか。あの掌の中にはきっと何かが握りしめられている。で、蒐集品の小丸いものに顔を描いて逆説的に、人の「困」を吸い取ってくれる癒しの「にぎにぎ困子」を創生した。それに、拾った先での情景を想い出しながら拙句をおこし、竹炭塗料で白塗りした桐箱に手書きした。ふと思い出せば十九歳の時に、星を拾って歩くという奇妙な散文詩を書いている。ナルシスティックな若い想像力が執拗に追い求める星の数々。その『六面体会館物語』を豆本に添えて、一品とした。

小丸家店主 榎本了壱

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