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2012/06/22

18年におよぶ「具体」の活動を回顧する大展覧会@国立新美術館

「具体」-ニッポンの前衛 18年の軌跡
2012年7月4日(水)―9月10日(月)
国立新美術館 企画展示室1E

Nat0704
左上)吉原治良《黒地に赤い円》
1965年 アクリル・布 181.5×227.0cm 兵庫県立美術館蔵
右上)村上三郎《作品》
1958年 油彩・布 184.1×146.0cm 北九州市立美術館蔵
左下)松谷武判《WORK65》
1965年 ビニール・布 182.2×142.6cm 兵庫県立美術館蔵
右下)元永定正《作品》
1962年 アクリル・布・板 172.0×229.3cm 兵庫県立美術館(山村コレクション)蔵


具体美術協会(「具体」)は、1954年、関西の抽象美術の先駆者・吉原治良をリーダーに、阪神地域在住の若い美術家たちで結成された前衛美術グループです(1972年解散)。グループ名は、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示したい」という思いをあらわしています。
「具体」は、「これまでになかったものを作れ」という吉原の厳しい指示と、公園や舞台、空中を使う展覧会など吉原が繰り出す企画に刺激され、奇想天外な発想でユニークな作品を次々と生み出しました。それらは当時、国内ではほとんど注目されませんでしたが、海外で高い評価を受け、"GUTAI"の名は1950年代後半から欧米の美術界で広く知られるようになりました。
解散後も、ヨーロッパの美術館では「具体」の回顧展が何度も企画されています。しかし、日本では、1980年代になって再評価が進み、関西を中心に回顧展が開かれてきたものの、残念ながら東京ではこれまで、その18年間の活動の全容を振り返る場は一度もありませんでした。本展は、その初めての機会となります。
「具体」が駆け抜けた1950~60年代は、日本が敗戦から立ち直り、右肩上がりの経済成長により奇跡的な復興を遂げた時代でもありました。本展では、そんな時代を象徴するかのようなチャレンジ精神、創造的なエネルギーあふれる作品、約150点を一堂にご紹介します。

展覧会Facebookサイト http://www.facebook.com/gutai.nact

[関連イベント]
シンポジウム
「『具体』再評価の過去と現在」
7月14日(土)13:00~17:00(開場12:30)
河崎晃一氏(インディペンデント・キュレイター)、ミン・ティアンポ氏(カールトン大学准教授、グッゲンハイム美術館「具体」展共同キュレイター)、マテイヤス・フィッサー氏(ゼロ・ファンデーション創立ディレクター)、萬木康博氏(美術評論家)、平井章一(国立新美術館主任研究員/本展担当者)
1972年の解散後、「具体」の再評価が国内外でどのように展開してきたかや、いま評価の視点がどこに置かれているかを、「具体」関連展の企画担当者の講演とディスカッションで検証します。(通訳付)

座談会
「“3M”から見た『具体』」
8月4日(土)14:00~15:30(開場13:30)
前川強氏、松谷武判氏、向井修二氏(いずれも元「具体」会員)
1960年代前半に相次いで「具体」会員となり、名前のイニシャルから“3M”と称された前川強氏、松谷武判氏、向井修二氏に、「具体」当時のエピソードやそれぞれの「具体」観を語っていただきます。

※いずれも会場は国立新美術館3階講堂/定員260名(先着順)聴講無料ですが、本展観覧券(半券可)の提示が必要です。


「具体」-ニッポンの前衛 18年の軌跡

7月4日(水)―9月10日(月)

10:00~18:00(金曜日は~20:00)
※入場は閉館の30分前まで

毎週火曜日休館

観覧料
当日/一般1,000円、大学生500円
前売/一般800円、大学生300円
団体(20名以上・会場でのみ販売)/一般800円、大学生300円
※高校生または18歳未満の方、障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料。
※前売券、および当日券は、チケットぴあ、ローソンチケットで取り扱っております。(手数料がかかる場合がございます)
※会期中に当館で開催中の企画展、公募展、およびサントリー美術館、森美術館(六本木アート・トライアングル)で開催中の展覧会チケット(半券可)を当館チケットブースにて提示された方は、団体料金が適用されます。

国立新美術館
106-8558 東京都港区六本木7-22-2
ハローダイヤル 03-5777-8600

http://www.nact.jp

大エルミタージュ美術館展 ~7月16日(月祝)

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