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2008/12/15

『東京モンスターランド―実験アングラ・サブカルの日々』書評集~その弐

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おおむね好評!

榎本了壱

 各紙・誌への『東京モンスターランド』のご批評、ありがとうございました。

 『日本経済新聞』11月16日朝刊、堤篤史氏(文化部)のご批評は、津野海太郎氏の『おかしな時代』(本の雑誌社)と比較しながらの論説。「60年代の空気鮮やかに 文化シーン築いた人々が回想記」と題して、しっかりと取材されての文面は、私が単に懐かしんでの回想記ではなく、大学の教師をしての体験から、若い世代に私たちの時代の情報が、すっかりぶちきられているそんな状況を、すこしでもつなぎ止めたい思いを、きちんと書いていただきました。

 『朝日新聞』11月23日朝刊、橋爪紳也氏(建築史家・大阪府立大学教授)も、偶然、津野海太郎氏の『おかしな時代』との併評。「『東京サブカル創世記』の異能と熱気」というタイトルが付せられているように、60年代、70年代を記述した二著の比較から始まる。橋爪さんは関西にいて、少年時代の『ビックリハウス』や、『御教訓カレンダー』を、心近しく、しかし地理的に遠いメディアとしてとらえていた、美術部所属の少年時代の思い出になっていることなど、うれしく読ませていただきました。

 『中日新聞・東京新聞』12月7日朝刊、阿部嘉昭氏(評論家)は、私より十年程若いサブカルど真ん中の評論家らしい書きっぷり。私を「小ぶりでハシっこい」と形容するなど、本人がビックリたまげる程の観察力、記憶力にワクワク読ませていただいた。個人的にも、阿部氏が、左利きの矯正で苦労したり、偏食や、扁桃腺に悩まされたりしているところは私とまったく同じ。さらに阿部氏が鎌倉市立稲村ケ崎小学校に在学している頃(1969年)、私も大学を卒業して稲村ケ崎に下宿していた。もしかして、阿部少年に江の電沿線であっていたかも知れない。さらにさらに玉川学園8丁目、そして1丁目に実家が引っ越していた1987年当時、私も玉川学園1丁目に住んでいた。その後8丁目にも1年程住んでいたのである。さらにさらに、フィルムアート社や、イメージフォーラムとのかかわりなど、実に多くのことがダブる。不思議な縁の人に書いていただいた評論は、当たり前の気持ちでは読めないものがあった。

 『ダ・ヴィンチ』2009年1月(177号)、「ダ・ヴィンチBook Watcherの絶対呼んでトクする20冊」で、ダミー&オスカー両氏の「奇才異才のカルチャーモンスターと20世紀文化の黄金時代を遍歴」は、「膨大かつ振り幅の広い出来事を軽妙にまとめつつ、文体も上品で実に読みやすいですね。」と評していただいて、これまた努力の介がありました。ともかくこの本では、書き方にいつもより随分気を使いました。 

さらには12月25日号の『クロワッサン』にも、インタヴューが出ますので、是非お読みください。

あらためて、紙誌面で暖かい批評を書いてくださったみなさんに、感謝いたします。ほんとに、みんなに読んでもらいたい本です。

↓↓↓中日新聞/東京新聞ダ・ヴィンチ信濃毎日新聞の掲載記事は「続きを読む」をclick!↓↓↓

●中日新聞/東京新聞
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中日新聞・東京新聞「chunichi bookweb」
http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2008120702.html

●ダ・ヴィンチ(2009年1月号)
(画像clickで拡大)

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●信濃毎日新聞
(画像clickで拡大)

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三省堂書店公式ブログ~神保町の匠(神谷竜介ブログ記事)
http://www.books-sanseido.co.jp/blog/takumi/2008/11/post-51.html

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