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2008/03/11

<<書評>> 香山リカ青春グラフィティ『ポケットは80年代がいっぱい』

医学生が『HEAVEN』 の編集者になる

評=榎本了壱

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精神科医として膨大な著作を発信し続ける香山リカさんが、1980年代の青春グラフィティとでも呼ぶべき、時代史と半自叙伝的な要素で織り上げた、ほろほろと心に届く追想録だ。(…)

普段、その著作ではあまり自分のことを語ることのなかった香山リカさんが、着古したズボンをはいて、何気なくポケットに手を突っ込んだら、そこには何ともいわれぬあたたかなちりのようなものに触れる。80年代という、香山さんが20代になったその時代に懐かしい思い出。そっと取り出さないと壊れてしまいそうな記憶、それを丹念に再生していく読み物である。松岡正剛主宰の工作舍が発行していた知の雑誌『遊』への投稿から始まり、希代の変人?山崎春美のもとで、『HEAVEN』の編集に関わり出す。そのあとは読んでのお楽しみだ!浅田彰、町田町蔵(康)、戸川純、糸井重里、野々村文宏、YMO、祖父江慎、ともかくいろんな人物が登場してくる。そして「香山リカ」命名の秘話も。付録に中沢新一との対談「ニューアカ」と「新人類」の頃も読み物だ。真珠子のドローイングも素晴らしい!



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香山リカ『ポケットは80年代がいっぱい』
(バジリコ株式会社/2008)
税込1575円

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