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現在行われている『少女マンガパワー!』展を巡って、
北米各地9会場を巡回した「Shojo Manga! Girl Power!」展
の企画をされた、徳雅美さんのインタヴューを掲載します。
2月16日(土) at 川崎市市民ミュージアム

徳雅美氏
――なぜマンガの研究をするようになったのでしょうか?
「私の研究テーマが美術教育の比較論で、描画とか美意識の発達の比較とかをやっていたんですね。そこで、日本の子供たちの描画に現れる特徴が、他の海外では見られないものがあって、その理由として何かなと仮説したら、やっぱり日本のマンガの影響かなっていう。それが始まりですね。」
――アメリカで巡回されて来ましたが、なぜ少女マンガだったんですか?
「大学の仕事をしながら、色んな展示はしてきたんですが、ある時周りの友人たちに次何をやるのって聞かれて、ちょうど日本の先生方と会う機会があって、せっかくだからマンガをやりたいなと。自分の研究とも関連しはじめていたので。でも日本のマンガについての展示やりたいと思っても、すでに世界中でやってたんですね。じゃあ普通と同じのをやってもつまらないし、インパクトがないので、マンガっていう括りでまだやったことが無いものってなんだろうなって思ったら少女マンガだったんですね。」(…)
――日本の場合はマンガの読者ってジェンダーではっきり分かれてますけど、例えばアメリカでははっきり分かれている現象がないにも関わらず、あえて少女マンガをやるっていうのは凄く勇気の要る事じゃないかなって思うんですけど。
「それはあんまり考えてなかったですね。それよりもむしろ、日本のマンガの多様性とか、自分が昔好きだった少女マンガの良さを知って欲しいっていうところですね。その当時、今もそうですけど、やっぱり日本のマンガは輸入されてきてましたけど、すごく限定されたものだったので。」
――例えば目が大きくて、キラキラしてるっていうのは(かつての)少女マンガの特徴だったと思うんですけど、そういう特徴とかデザイン的なものを含め、アメリカの読者である少女たちも、「これは少女マンガだ」っていう意識で読んでるんでしょうか?
「そうです。結局"Girls Comic"っていうジャンル自体が存在しなかった、その隙間に入ってきたんですね。そういうのを求めていた少女たちが、日本の少女マンガによって初めて自分たちの本当に読みたいものが見つかったっていう感じなんです。」
――先ほどの講演で、少女マンガはアメリカにおいて(日本のように)メジャーになることはないとおっしゃってましたが、サブカルチャーとして完全に根付くっていう事はあるんでしょうか?
「マンガとして定着するかどうかは正直分からないんですけど、例えば『NANA』のように、そこで描かれているファッションとかが、流行に影響を与えるのは事実ですね。そういう風に今なってきています。それはアメリカのガールズマガジンを読んでいる子たちが無意識のうちに取り入れていることなんじゃないですかね。」
――それが今の段階では完全に根付くかどうかというと…
「まだ分からないですね。それこそこれから10年後が楽しみですね。」
――でもそういったファッションとかに影響を与えていくのは、少女マンガの特徴なのかなと思いますね。
「そうですね。VIZ MEDIA*1も『Shojo Beat』*2について言っているように、マンガというより、「マガジン」なんですね。単にマンガを読ませるのではなく、ファッションとか、女の子の好きそうなものをちょこっとづつ取り入れるようにして、幅広い購買層にターゲットを向けていくっていうのは、やっぱり日本の少女マンガと作りが一緒かなっていう風に思いますよね。」
*1…北米における、日本の漫画、アニメの翻訳出版の最大手。『DORAGON BALL』『幽☆遊☆白書』『鋼の錬金術師』など、様々な日本の人気漫画の出版がされている。雑誌では少年ジャンプの英訳版『Shonen Jamp』、北米初の少女マンガ雑誌『Shojo Beat』を発行。
*2…『NANA』『絶対彼氏。』など日本の少女マンガを英訳し掲載している北米少女マンガ雑誌。
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『少女マンガパワー! ―つよく・やさしく・うつくしく―』展
現在開催中~3月30日(日)
■会 場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室1
武蔵小杉駅(JR南武線、東急東横線・目黒線)北口からバスで約10分
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休 館 日:月曜日、3月21日(金)
■観 覧 料:一般800円、65歳以上・高大生500円、中学生以下無料
(前売り券は2/15(金)まで市民ミュージアムで販売します。)
■主 催:川崎市市民ミュージアム、読売新聞東京本社、美術館連絡協議会
■協 賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、三菱商事
川崎市市民ミュージアム
〒211-0052川崎市中原区等々力1-2
http://www.kawasaki-museum.jp
Posted by 出入自由 on 2月 19, 2008 at 06:52 午後 アート●アートの祭前後篇, インタビュー●あの人が語る! | Permalink
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やっぱり現代の科学的錬金術を日立金属(5486)さんあたりに教えてもらっては?
投稿 刀剣愛好家 | 2008/03/26 22:36:26