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2006/07/20

金原亭世之介 『なんで挨拶しなきゃいけないんですかあ~』

Kingentei_yonosuke_book

なんとも読み易い書籍である。
その読み易さは、本書がハウツー本ということもさる事ながら、ページの中に様々な体験コーナーが設けられているということにある。

ここで取り上げられている「Oリングテスト」といわれるテストは、2人いれば簡単に実験できてしまう有名な心理テストだ。片方の人に手の指をOKサインの状態にぎゅっと丸く閉じてもらい、片方の人はその穴の中に指を入れて輪を開こうとする。このとき、プラスのイメージの言葉を相手にかけると輪は閉じたままだが、マイナスのイメージになる言葉を相手にかけると、力が抜けた様に、閉じていた輪が脱力して簡単に開いてしまうという。例えば、元気に挨拶すると輪は開かないのに、元気なく挨拶すると簡単に輪が開く。この実験から言えることは、言葉とからだがリンクしているということだ。何気ない言葉でも、体は敏感に反応を示す。良い言葉をかけられれば、Oリングが力強く閉じられたままになるというように、如実に体にあらわれる。

 そもそも、著者がこのような言葉とからだの関係に興味を持ったのは、聞いていてイライラする人の話しには、体が反応して胃が重くなることがあることに気付いたり、飲食のビジネスを始めてから挨拶の大切さを実感したのがはじまりらしい。また、本当に気持ちを込めてものを言ったとしても、その話し方が語尾下がりであったり、低音であったり、怒鳴るような感じだったりすると、相手の気分を害してしまう。気持ちを伝えることとともに、話し方も大切だというように、様々なシチュエーションを取り上げながら、いかにも噺家らしい指摘が満載。話し方ひとつ変えることによって、周りの人のみならず、自分も幸せになる。挨拶ひとつから、自分を美しくしたい人にはお薦めの本です。でも、「何を話すのか」は、あなたの個性次第です。(高井君貴)

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