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2006/04/14

#001 『行列』

榎本了壱  評

行列の出来ることが、別にいいことではない。

実際、並んでみて、後悔したことがいっぱいある。

でも並ばないと、そうした結果を知らないで終わる。

いや、結果よりもむしろ、並ぶことに意味があるのだ。

並ぶことこそ、オーディエンスに与えられて最初の批評だ。

それはまだ、賞賛ではない。

限りない好奇心のプレゼンテーション。

それから、中身をじっくり吟味する。

オーディエンスはいまや、単純なオーディエンスではない。

オーディエンスは、あらゆるところで批評する。

レストランで、居酒屋で、ベッドの中で。

オーディエンスは、あなどれない!

オーディエンスが列を作る。

アーティストにプレッシャーをかける。

しかし、行列というプレッシャーは、

結局、アーティストに、勇気と挑戦を煽りたてる。

アーティストがどんどん面白くなっていく!

行列が出来る! ダンスが、演劇が、アートが、

ますます面白くなる!  

だから、劇場が、ギャラリーが、混む!

混む!混む!ドッと、混む!

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